当麻は、ある意味で身を売られたのだと理解している。
もしかしたら……父の会社の最初の躓きから策略だったのかもしれない。
父の経営していた会社が突如いくつもの取引先から取引を停止する旨の知らせを受け、ほんのわずかな間に経営が行き詰って大変な借金を抱えてしまったのだ。
そうそうに操業を停止してそれ以上の借金を重ねないよう父は奔走したが、職を失うことになる社員たちの退職金などを支払うためにはまとまった現金が必要だった……そもそもそんな金があれば行き詰ったりはしないのだが。
生まれ育った家も、家財もすべてを売り払ってもそれは到底足りなかったのだ。
母はことが起こるずっと前に離婚して実家に戻っていたが、既に再婚して新しい家庭があるので当麻を引き取ることはできないと言われていた。
まだ未成年の当麻は、ある意味で父よりも父の会社と一蓮托生だった。
そこに救いの手を差し伸べたのが華僑系実業家の秀という男で、もう担保にするものなど何もないだろうから当麻を婚約者として貰い受ける代わりに父が必要とするすべての資金を結納金として提供するというのが契約だった。
父は我が子を売るも同然のその条件に苦悩する様子を見せたので、当麻はその契約を受け入れると自分で決めた。
幼稚舎時代からずっと通っていた私立女子高はどのみち来年度から通い続けることはできなかったので、即退学させられても未練はなかった。
多少なりとも金になればと私服の類も殆どフリマなどで手放して生活費に充てていたので、残り少ない着衣である制服と革の鞄を持って、まるで登校するような格好で黒塗りの車に乗せられてつい最近住み替えたばかりのボロアパートを離れた。
その申し出から当麻の転居までがあまりに性急かつスムーズだったので、やはりこれは自分たちは騙されていて父は資金を手に入れることも出来ず自分は悪所に売り払われてしまうのか……などと思わざるを得なかった。
エスカレーター式の私立校で育ち高校生になったばかりだった当麻がぼんやりと想像する悪所や酷い生活というのは、例えば家政婦代わりに無休でこき使われるだとか、身売りを強要されるタイプの水商売につかされるだとか、アダルトビデオに出演させられるだとか、あまり現実味もないその程度のことだった。
それでも、そんなことで父とその部下たちが安定した新しい生活を始められるのであれば、当麻が犠牲になればそれで良いと、幼い義侠心で思ったのだ。
当麻はまだ16になったばかりの未成年なので、婚約者といっても18歳になるまでの後二年はいわば人質のようなものだろうという予想ももちろんあった。
当麻が押し込まれた車の後部座席は、運転席と仕切るように殆ど不透明のアクリル板が貼られていて、窓もスモークガラスで外の景色が全く見えなかった。
滑るように走る車がたどり着いたのがどこなのか、当麻にはさっぱりわからなかったが、自宅から二時間はかかっていないので関東圏を出たわけではないだろう。
鬱蒼としたと言っても良い見事な屋敷森に囲まれた、豪邸としか表現のしようのない平屋建ての日本家屋がそこにあった。
視線を動かさずに見渡すことのできない広々とした庭にはゆるいカーブを描いて門柱から邸宅の玄関へと続く飛び石があり、腕を掴まれてそこを渡って、かつて当麻が住んでいたそれでも豪邸と呼ばれていた庭付き一戸建ての生家が玩具に見えるようなその家の玄関をくぐった。
最初の一時間だけは、客人待遇だった。
案内されたのは小さな応接セットとベッドのあるホテルの一室のような客間で、そこで出された薫り高いお茶を飲んで小さなおまんじゅうを食べたところで当麻の意識は途絶えている。
緊張とあまり得意ではない車での移動で眠り込んでしまったのだと、その時は思った。
気づくと、先ほどまで座っていた一人がけのソファに座ったままだったが、白い靴下をはいた足が大きめのソファのひじ掛けをまたぐように行儀悪く割り広げられ、どうやら足首をソファの足に括りつけられていて、正面から見ればはしたなく太ももどころか下着まで晒しているのだろうと思われた。
腕も後ろに回すような形で、おそらくこちらもソファの足に縄で括りつけられているらしくて、胸を逸らしてソファにもたれ込むような姿勢のままで拘束されている。
「よお、お目覚めだなお姫様」
「えっ……な、なんですか、これは……秀さん」
「秀さんだなんて他人行儀だな、俺たちは夫婦になるんだから、俺のことは旦那様って呼んで良いんだぜ?」
正面の二人掛けのソファに腰を下ろしているのは、笑顔の秀麗黄である。
当麻を結婚相手に指名した実業家その人で、年齢は二十代の半ばだと聞いているが、堂々たる体躯の偉丈夫で、三十代と言われても違和感は持ちないほどの落ち着いた貫禄がある。
「……これ……ほどいて、ください」
「駄目に決まってんだろ。お前は今日から俺の妻、俺の所有物になんだから、俺がすることは絶対だ」
「何……を、するんですか」
当麻の脳裏をよぎったのは、殺されて臓器を抜かれるのではないかという恐怖だった。そのくらい、目の前の男の笑顔が怖かったのだ。
一見すれば朗らかで人好きのする笑顔なのだが、どうにも目が全く笑っていない、その黒い目の奥に深淵があるように思えて、当麻は震えた。
「何ってお前、結婚する二人がすることっつったら決まってんだろうが。いくら箱入りの社長令嬢でも16にもなってわからねぇわけないだろう」
「え、け、けっこん……?」
「はぁ?お前自分で俺と結婚するつったよな?ついてくりゃ適当にごまかせるとでも思ったか?」
「え?えっ、違います……結婚、結婚します。するって……決めたんです。そしたらお父さんの借金はなくなるんですよね!?」
「親父にはもう満額の小切手を渡してある。今頃換金して高跳びしてるか社員に配ってんだろ」
「ぁ、ありがとうございます……はい……だったら……あの、はい……私はどうなっても、大丈夫、です」
「結婚するって言われてどうなっても大丈夫ですはおかしいだろうが!」
「え、えっと……ごめんなさい!あ、あのっ……ふ、ふつつかなむすめですが……よろしくおねがいいたしま、す……?でも……あの……結婚できる年齢にはまだ2年あって……」
「戸籍とかそんなんはどうでもいいことだ、お前は今日から俺の嫁になる。この家ではそれが法律だ」
「は、はぃ……」
「ああ、それでいい。不束な娘かふしだらな娘か今から確かめて、お前がナニになるかが決まる。今日は大人しくしとけよ。怪我したくなけりゃな」
「は、い……」
それから行われたことは、当麻にとっては青天の霹靂であり、泣き出したいような屈辱だった。
制服のスカートを捲り上げられてなんの装飾もない白い下着をハサミで切って取り去られ、内診をするための医療用のカメラで秘裂の中も外もじっくりと撮影されたのだ。
勿論、撮影の間ねちねちと弄り回され、卑猥な質問をいくつもされながら。
「ふうん……手入れは悪いがまあ奇麗なもんだな。処女か?」
「……はい」
秀のねばつく視線にさらされ、あまつさえその大きな手で誰にも触らせたことのない秘裂を二本の指で割り開くようにされて、当麻は顔を青くしながら、問われたことに頷くしかなかった。
「嘘ついてもすぐわかるぜ。このカメラを突っ込んでやればな」
「嘘なんかつきません!やめて……そんなの入らない!」
「入らないわきゃねーんだよなあ。処女でもタンポンくらい入るし、処女膜なんつっても完全にふさがってるわけじゃねえ。おお、ホントに処女だな。こりゃ初物は痛むタイプのしっかりした膜だ」
「や、やめてぇ……」
ぐりぐりとカメラの先端で膣口をねぶられ、その恐怖と引き攣れるような痛みに弱弱しく悲鳴を上げる。
「てことはオナニーはクリ派か?にしては皮被ったままだし小せぇな。マン肉揉む派かぁ?」
問われた意味が解らず黙っていると、秀は割れ目を握りつぶすように強く掴む。
「やっ、痛い!!やめて!」
「オナニーはどんくらいの頻度で、どうやってするかって聞いてんだよ、答えろよ」
「そんなことしません!」
「それが何は知ってんだな?」
「し、しっては……います……でも、したことありません……」
「へえ?16歳の女子高生が?」
「ごめんなさい……でも、ほんとです」
「そこは謝るとこじゃねぇだろ。じゃあ旦那様が幼な妻にオナニーの作法を教えてやらねぇとなぁ?」
「えっ……」
「え、じゃねえのよ。床オナなんか覚えて色素沈着したり皮が伸びたら台無しだろぉ?ムラッと来たときはこうやって、マン穴から出てくるエロ汁指に絡めてこのいやらしい肉を撫でまわしてやんだよ。保健体育で習っただろ?このむっちりしてる外側が大陰唇、割れ目んとこのこの小せぇビラビラが小陰唇……ラビアだな。そんでこの左右が繋がってるてっぺんで皮被って隠れてんのが女の大好きなちんこのクリトリスだな。ほれ、こうやって皮の上からぐりぐり撫でてやったら、嬉しいだろうが」
「ぁ、ひ……ひぁぁぁ、やめて、それやめてください!」
逐一口に出しながら秀が当麻の未熟な媚肉を撫でまわす。言われたとおり、皮の上からでもコリコリとした触感の分かる何かを揉みまわされて、当麻は口から吐息のような悲鳴のような情けない声を漏らした。
「おー、マンズリ未経験処女がいっちょ前に女の声出したよ。そうそう、シコるときはそうやってだらしねぇ声振りまいて、私は今まんこ気持ち良くなってますって周りに知らせるんだぜ」
「やっ……きもちよく、なんか……なって、なぃ、です」
「おいおい、旦那様に嘘つく気かぁ?処女穴からどぷどぷ快感汁が出てるじゃねえか、ほら!感じてなきゃこうはならねぇんだよ。お前は今男にまんこ擦られて感じてんだよ」
秀の太い指が乱暴に膣口をなぞり、そこから掬い上げた透明な粘液を当麻の唇に擦り付ける。
嫌がって顔を逸らしたところで、四肢を拘束された状態では逃れきれず、生臭くべたりと生温かな体液が唇を汚した。
「それがお前のスケベ汁の味だ。俺は汁気の多い女は嫌いじゃねえ、その方が痛がらずに済むだろう。お前はセックスが好きな身体ってことだな」
「そっ、そんな、こと……きゃあ!」
反論しようとした言葉が途切れて悲鳴が取って代わる。
秀がクリトリスの包皮を剥き上げ、その下にあった赤い粒を直接二本の指で揉みつぶしたのだ。
「やめてやめてめて!!痛い!!!いや!!!それやめて!!!!」
「あぁ!?お前が言うべきなのは、きもちいいとありがとうございますともっとしてくださいだろ?初めてでびっくりしただけで、気持ち良いよなあ!?」
ぐりぐりと肉芽を擦られる感覚が気持ちいいに該当するのかどうか、当麻には理解できなかった。
ただ、それを無骨な指が擦り続ける限り、電気が走るようにそこから身体全体に鋭い感覚が広がっていく。
感電の拷問かと思われたそれは、執拗に続けられていくうちに鈍く重い快感となって当麻の腰に降り溜まっていく。
「ぁっ……ひ……ぃ…………あぁぁぁぁ、やぁぁぁ、わかったぁ……これぇ、これぇ!!!これはキモチィィです!!許して!!ごめんなさい!!これ怖いの!!気持ち良すぎておかしくなる!!!ごめんなさい!!許してぇ!!」
「お前、馬鹿か?ごめんなさいも許しても言って良いって言ってないだろうが。気持ち良い時はありがとうございますもっとしてください、だ」
「んあああああああ、いやぁ、変になる!変になる!!!ゃ、ぁ、ああああああ、ぁりがとうございます!!きもちいい!!!気持ち良くて壊れちゃう!!!そこばくはつしちゃう!へんになる!へんになっちゃううぅ!!」
何を言わされているのかもわからないまま剥き出しにされたクリトリスを直接に嬲られて、当麻は生まれて初めての絶頂を食んだ。
「よーし、やっと言えたな。女は素直が一番だぞ?それが女のアクメだ。これからも、アクメイク時にはありがとうございます気持ちいいです、だ。変になると壊れるは許してやるよ。気持ち良すぎておかしくなってんのは本当だろうからな?」
がくんがくんと腰を前後に揺らし、ソファを濡らすほど愛液を滴らせて初めてのアクメを決めた当麻は、しかしそれで許されることはなかった。
たっぷりふきこぼした粘液を掌に擦り付けた秀が、今度はまんこ全体をぬるぬると撫でまわす。
イったばかりで敏感になっている割れ目を開くように全体を掻きまわし、指先でクリトリスをひっかけてははじき、白濁した本気汁まじりの愛液をこぼして小さく噤もうとする膣口にも指先を捻じ込む。
「クリアクメは簡単だけど、そこばっかり弄って肥大したら可愛げがないからな。こうやって全体をじっくり撫でまわしてオナニーするのも大事だぜ。今は物足りないかもしれねぇけど、じっくり開発したらこれもちゃんとアクメ決められるようになるからな……と心配いらねぇか、もうヒクヒクして外イキ寸前だな?」
「ぅ、ぁぁぁ……やぁぁ……あたま変になる……またきもちぃの来るのぉ……ひあぁぁぁ、んぁっ!!ぁ、ありがとうございます……く、ひっ……あぁぁぁ、旦那様ににマン肉揉んでもらってアクメしますぅぅ!!きゃぁぁぁぁ!!きもちぃぃ!!アクメありがとうござぃます!!」
がくがくと無我夢中に身体をゆすり、少女は大きな手で握り潰すように撫で揉まれている媚肉からぴゅっと水分を飛ばした。
「はははは、アクメありがとうございますで潮吹きまでできんのか。大したメスの素質持ちじゃねえか。よしよし、今日からたっぷり可愛がってやっからな。イクときゃちゃあんと毎回ありがとうございますきもちいいですって素直に告白しろよ。そうしたらもっともっと可愛がってやっからよ。お前の気持ち良いトコは全部丸出しにしてイクまで擦ってやっからな」
「……あ、ひ……ごめんなさ……わ、たし……おもらし、しちゃ……て」
快感の余韻が引いた少女は、自分が潮吹きをした感触を記憶していたようで、顔を青ざめさせた。
「あぁ?ああ、気にすんな。女がイクとき潮吹くのはそう珍しいこっちゃねえ。そんだけ気持ち良くなれたってことだ。ションベン漏らしても別に怒りゃしねえよ、俺の嫁は淫乱で可愛いって思うだけだからよ」
「……あ、りがとう……ございます」
「そうそう。イカせてもらったときゃありがとうございますだ。お前は俺がヤリたいときにヤリたいだけ擦られてアクメ決めてゃいいんだよ。嬉しいだろ?」
「…………」
「あ!?」
「ぅ、うれし……です……ありがとう、ございます」
「よーしよーし、そうだろうそうだろう。もうイキかたはわかったな?自分で擦っても最初はなかなかイけないかもしれねぇけど、まんずり始めたらちゃんとイクまで擦れよ。途中で止めんじゃねえ」
「は、は……い……あの、でも…………その、オナニーは、しなきゃいけないこと……です、か?」
「当たり前だろ。気持ち良くて嬉しいんだろ?絶対ぇしたくなるから、その時は遠慮すんなってこった」
「は、はい……わかり、ました。……ありがとうございます」
「物覚えの良い女は可愛いがられるぜ。じゃあ、もう一回な」
「ぇ……えぇ!?」
「文句あんのか?」
「い、いぇ…………ありがとうございます……嬉しいです、当麻を、気持ち良くしてください」
「優等生だなぁ、けどもうちょっと感情込めて言わねえと、棒読みはむしろ失礼だろ?おら、処女穴くじられてイケるようになれよ」
ごり、と太い指が膣口に捻じ込まれた。痛みは微かにあるが、熟して十分に濡れた膣はそれを快楽だと認識してしまう。
「ごめ、なさい……ぁっ!あっ、あっ、あっ……う、んんんん!!嬉しい、嬉しいです!きもちいぃ!しょ、処女穴ぁ、きもちいいです!」
「よしよし、今度のは本気だな。そうかぁ、当麻はもうまんこ穴が気持ち良くなれるか。じゃあカメラで最後の処女穴撮影しとかないとなあ?すぐ非処女穴になっちまうからな」
「ぇっ!や、やだ!やめてください!」
ぐ、と膣にねじり込まれた指が曲がって当麻は鋭い痛みに跳ね上がった。
「今なんつった?撮影してください、だろ?当麻の処女穴を最後の記念撮影してください、だ」
「ぁ……ひ、は、はぃ……当麻の、処女穴……撮影、してくださ……ぃゃぁ……そんなのいやなのにぃ……」
それは怖い事の筈なのに、想像しただけで爪先が反り返るほどの快感が不意に沸き起こった。
「いやっつったのか?」
「……ひ、ち、ちがぃます……いやじゃなぃ……うれし、です……」
ぎこちないおねだりにこたえて、秀はすぐに放り出していた医療用カメラを十分に口を開いてしまっている当麻の膣穴にぬるりと差し込んだ。
圧迫感はあるが、痛みは覚悟したようなものではなく、ちょっとしたつっかえ程度のものだった。
それよりもぬるりぬるりと抜き差しされる感触、最奥にこつんと当たる感触が甘くて、それが当麻が二度晒された絶頂感につながるものであるということを本能的に理解してしまった。
「おーおー、子宮ががっつり降りてきてちんぽおねだりしてやがる。ほれ、カメラに子宮口接写される気分はどうだ?魚眼レンズに舐めまわされて子宮くちがひくひく喜んでんのが丸見えだぞ」
「ひっ……ひっ……きもちぃぃ!きもちぃぃです!!カメラがこつんこつんしたらぁ、痺れる……当麻のお腹の奥、またアクメしそうです……ひ、ん!ありがとうございます……ッ!!きゃぁぁぁ!イってる…………イッてるぅ……」
「マジでイクのかよ……信じらんねえ淫乱処女だな」
けらけらと笑いながら、秀は細いカメラで当麻の膣をこね回し、少女が望むまま深い絶頂に三度達するまでその手を停めなかった。
当麻はすっかり刷り込まれたまま、ありがとうございます、きもちいいです、処女穴アクメ嬉しいですとくり返し、壁際のモニタに大写しされていたカメラの映像が真っ白になるほどの白濁した本気汁を子宮口からどぷりと吐き出した。
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